The Japan Association for Language Teaching (JALT) is a nonprofit organisation dedicated to the improvement of language teaching and learning. JALT promotes excellence in language learning, teaching, and research by providing opportunities for those involved in language education to meet, share, and collaborate.
全国語学教育学会(The Japan Association for Language Teaching=JALT:ジャルト)は、言語教育・学習の向上を目指す非営利団体です。言語教育関係者が交流・共有・協働する機会を提供し、言語学習、教育、及び調査研究の発展に寄与します。
沿革・目的・活動内容
沿革と目的
全国語学教育学会は日本における語学教育の向上を目指す専門家からなる学術団体である。これら専門家に対して語学教育の専門的知識や教授法に関する情報を交換しあう場所を提供するとともに、語学教育の新しい発展に貢献する事を目的としている。 本学会は1975年8月に設立され、1999年9月に特定非営利活動法人(NPO)として認定された。現在では海外も含め約3,000名の会員を擁する、アジアで最大規模の語学教育学会組織になっている。
主な活動
1.年次国際大会
本学会が主催する年次国際大会は毎年秋に開催され、語学教育に関する大規模な国際大会の1つとして、世界的にも重要な位置を占めている。講演、研究発表、デモンストレーション、パネルディスカッション、ワークショップ、コロキア、ポスター・セッション等と多彩なプログラムが企画され、毎年多くの参加者が各国から出席している。又国内・国外の語学教材出版社約55社による教材展では、最新教材が実際のデモンストレーションとともに展示され、教師のみならず学習者からも好評を得ている。
2.出版活動
本学会は、隔月刊誌The Language Teacherと年2回発行のJALT Journalを発行している。The Language Teacherでは、理論的な問題から実践的教授法まで様々な記事の他、書評、支部例会やイベントの案内等を掲載し、JALT Journalは、語学教育・学習、異文化問題等に関する理論と実践を取り上げた学術論文を掲載している。
3.研究活動
学会会員は地区支部および研究部会に属し、それらの支部および部会の主催する定例の研究会や語学教育専門家を招いた特別レクチャーやワークショップに参加して語学教育の最新の知見を得ることができる。
学会組織
1.地区支部
本学会には現在全国に以下の30の支部があり、活発に定例研究会等を行っている。 北海道、秋田、岩手、仙台、山形、新潟、茨城、群馬、大宮、東京、西東京、横浜、福井、信州、静岡、浜松、豊橋、名古屋、岐阜、京都、大阪、奈良、神戸、姫路、岡山、広島、東四国、松山、北九州、大分、福岡、南九、沖縄
2.分野別研究部会
本学会には地区支部のほかに下記の24の分野別研究部会があり、部会機関紙の発行や研究活動を行っている。会員は自分の関心のある分野の研究部会に所属することができる。
- バイリンガリズム研究部会 (Bilingualism)
- ビジネスコミュニケーション研究部会 (Business Communication)
- 大学外国語教育研究部会 (College and University Educators)
- コンピュータ利用語学学習研究部会 (Computer Assisted Language Learning)
- クリティカル・シンキング研究部会 (Critical Thinking)
- 多読研究部会 (Extensive Reading)
- 言語共通参照枠と言語ポートフォリオ研究部会 (Framework and Language Portfolio)
- ジェンダーと語学教育研究部会 (Gender Awareness in Language Education)
- グローバル問題と言語教育研究部会 (Global Issues in Language Education)
- 日本語教育研究部会 (Japanese as a Second Language)
- 学習者ディベロプメント研究部会 (Learner Development)
- 生涯語学学習研究部会*学卒以降の語学教育 (Lifelong Language Learning)
- 言語教育と文学研究部会 (Literature in Language Teaching)
- 教材開発研究部会 (Material Writers)
- 脳科学・心理学と語学教育部会 (Mind, Brain, and Education)
- 英語以外の外国語研究部会 (Other Language Educators)
- 語用論研究部会 (Pragmatics)
- スピーチ、ドラマ、アンド ディベート研究部会 (Speech, Drama, & Debate)
- 海外留学研究部会 (Study Abroad)
- タスクを基にした学習研究部会 (Task Based Learning)
- 教師教育研究部会 (Teacher Development)
- 教師による教師のための研究部会 (Teachers Helping Teachers)
- 若い人たちに教える研究部会 (Teaching Younger Learners)
- 試験と評価研究部会 (Testing & Evaluation)
- 語彙学習研究部会 (Vocabulary)
外部団体との協力活動
本学会は、国内では日本学術会議の登録会員として認められており、日本学術会議第一部研究連絡委員会(言語学・文学分野)に委員を送っている。 また本学会は、2008年より言語系学会連合(UALS)の幹事も務めている。 さらに米国のTESOL (Teachers of English to Speakers of Other Languages)及び英国の IATEFL (International Association of Teachers of English as a Foreign Language)に加盟している他、韓国、タイ、カンボジア、台湾、ロシア、フィリピンの主要英語教育学会とも提携を結んでいる。